月刺虐者の日常2

維新、そしてTalksメンバーが地球に帰ってからしばらくが経ったある日の出来事
それは突然訪れた
運命を変える光明か、はたまた天からの裁きの代行者か
20140201183328.jpg
虐者「……今からレリクス? 調査はもう済ませたんじゃなかったのか? あ、おい! ……全く、リトルウイングもガーディアンズも、ろくでなし揃いか。あんな場所を何回調査しようと、出てくるのは化け物だけだってのがまだわからんのかね」

※オフ+SS系につき、興味のない方、苦手な方はバック推奨。完全に趣味更新です
虐者(来栖達が地球に帰還してから、早いもので3週間が経つ。慣れというのは恐ろしいもので、今となってはそれほど寂しくも感じない)
20140203003526.jpg
虐者(何よりでかいのは夜が自由に過ごせることだ。やつらが居ると、人の都合など知ったことかと言わんばかりにいつでもルームに突撃してきやがる。その点、今は静かに一人で酒を楽しめる。居なくなって寧ろせいせいしたかもな)

虐者(……それが奴らがいなくなってからの楽しみだった)
20140206235351.jpg

虐者「それを綺麗さっぱり叩き潰しやがって……なにが出張だバカヤロ。このクソ遅い夜に人を駆り出しやがって」
20140206235334.jpg
虐者(しかしまあいい、今回は大目に見てやろう。そんなことで一々怒るほどこの月刺、お子様ではない)

虐者「さて……ガーディアンズの連中との共同作業ってことらしいが、扉が空いてるってことは奴ら先に中に入ったようだな」
20140206235057.jpg

虐者「全くこの遅い時間にご苦労なこと……」
20140206235409.jpg

虐者「……?」
20140206235411.jpg

虐者(おわっ!?)
20140206235504.jpg

虐者(今……もう敵が出ていた? こちらの気配に気付いたのか……それに、他にも何か見慣れないものが目に映った気が……)
20140206235500.jpg

虐者(敵は確かにいるな……それと、ありゃなんだ?クソッ、遠くて分からん!こういうとき来栖がいれば助かったんだがな……)
20140206235510.jpg
虐者(しかし、あの赤い四角……ありゃ赤箱か?しかし光ってないし、そうなるとGRM製のシールド?もしそうなら、人が倒れている可能性もある)
虐者「……一応、確認してみるか。どの道ここは通らなきゃならんしな」

虐者「ちょっと……」
20140206235528.jpg

虐者「失礼!」
20140206235531.jpg
20140206235536.jpg

虐者「……っと」
20140206235550.jpg
虐者「さて、確認してみるかい。鬼か蛇か赤箱か……」

虐者「……」
20140206235555.jpg

虐者(っておいおい、本当に人だったぞ……)
20140206235851.jpg

虐者「ヘックシ!!……寒いなくそ」
20140206235933.jpg

虐者「あー……よっこらしょ」
20140206235957.jpg
虐者「おーい、こんなところで寝てたら腹ぶっ壊すぞ」
虐者「風邪も引くぞ」
虐者「色々様々なえらい目に遭うぞ」

虐者(意識なしと。まー当然か、ひっどい傷だ。一応回復剤は一通り持ってきちゃいるが……)
20140207000016.jpg

虐者(面倒事はガーディアンズに任せるが吉だな)
20140207000037.jpg
20140207000041.jpg
虐者「……」

20140207000041.jpg
虐者「…………」




20140207000652.jpg
20140207000701.jpg
???「う……」

20140207000750.jpg
???(……頭が……くらくらする……)

???(ここ……?)
20140207000852.jpg
???(私……レリクスで……)

虐者「目が覚めたか」
???「!」
20140207000902.jpg

虐者「もう立っても大丈夫な辺り、グラール人の回復力やおそるべしと言ったところか。ただまあ、安静にしておくに越したことはない」
20140207000930.jpg
虐者「一応応急処置はしといたが、傷の手当は完全じゃないしな」

虐者「今、クラッド6に向かってるところだ。それまではしばらく後ろの席にでも座って休んでろ」
20140207000946.jpg
虐者「傷の手当は、向こうについてからする。それまでは傷が開かないように休んで……」

???「あ……あの……」
虐者「キョロキョロしてないで座ってろっつってんだバカタレ」
20140207001049.jpg
???「は、はいい!」
虐者(この……自分から面倒事に首を突っ込む癖、どうにかして直せないもんかね……)

虐者「……っつって丁度ついたな。手当に使うもんと部屋を借りてくるから、ここで待ってるんだ。いいな、どこでも勝手にほっつき歩くんじゃないぞ」
???「は、はあ」
20140207001215.jpg



虐者「……気分はどうだ?」
???「お陰様で、だいぶよくなりました」
20140207001521.jpg
虐者「あんなところで一人で何をしていた?一応武器も持ち込んでたし、その筋の人間なんだろうが……大した敵でもなかったろうに」

???「え、えーと……」
虐者「ははーんわかったぞ。おおかた、チームか何か組んでミッションに挑んでたが、お前あんまりすっとろいんで置いて行かれたんだろう」
20140207001552.jpg
???「あ、あはは……」
虐者「……ち、違うか。はは」
虐者(……)

虐者「一人でレリクスに?」
???「……」
20140207001639.jpg
虐者「あまりー、喋りたくないようで……」
???「すみません……」
虐者(やりづらいな……思えば家のチームメンバーはどいつもこいつも癖が強くて男みたいな女も多かったしな。こういう女性らしい女性と対話した経験、あまりないぞ俺)

虐者「えー、あー、ご、ご趣味は?」
???「え、ええと……」
20140207001734.jpg
虐者(……そうじゃないだろ。落ち着け月刺、いつも通りだ)

虐者「あー……そうだ、お前名前は?」
???「えっ……」
20140207001758.jpg
虐者(それも駄目かい!)
虐者「えーーっと……じゃあ……」
???「ね、ネオン!……ネオン……えーっと、ルミナリーです。ネオン・ルミナリー」
虐者(あからさまに今考えたじゃねえか!)

虐者「……何か偽名を使わなきゃいけない理由でもあるようだな」
ネオン「ち、違います!偽名なんかじゃないです!」
20140207001734.jpg
虐者「今の所作でバレないと思える大胆さ、尊敬に値するな」
ネオン「え、えへへ……」
虐者「褒めてねえよバカ。で?何があってレリクスに?」
ネオン「う……」

ネオン「……」
20140207001813.jpg

虐者(だんまりか。やはりレリクスに居た理由、ここが一番喋りたくないところなんだろう)
20140207001712.jpg
20140207001720.jpg
虐者「あのレリクスの最奥部に、何があるか知っているか?」
ネオン「……いえ」
虐者(なら答えはひとつだ)

虐者「何かから逃げていたんだな?」
20140207001936.jpg


ネオン「ど、どうして……!?」
20140207002011.jpg
虐者「それしか考えらんだろ、あのレリクスにはスタティリアが配置されているだけで、調査目的の傭兵でもなきゃあ普通立ち入らない区域だ。金目のものがないから賊ってこともまず考えられん」
ネオン「……」
虐者「つまりお前は意図してレリクスに向かったんじゃなく、何かから逃げて、たまたま行き着いた先がレリクスだったんだ」

ネオン「……」
20140207001817.jpg
虐者(……当たりか。思ったよりずっと面倒だったな)
虐者「その様子じゃあお前、この先行く宛もないんだろう」
ネオン「……ないです」

虐者(家出か何かで家族に追われているパターンか?やんごとなき身分のとこでのいざこざとかか……ともかくこういうのはどう処理すりゃいいのか俺はよくわからん、蛇の道は蛇だ)
20140207001900.jpg
虐者「ガーディアンズに連絡しよう。あそこなら保護してくれるはずだ」
ネオン「そ、それは! それだけは、止めてください……」
虐者「それだけは?まさかガーディアンズからも追われてるのか」

ネオン「……」
虐者「……?」
20140207002036.jpg
ネオン「……そうです」



虐者「……冗談だよな?」
ネオン「本当です。で、でも悪いことをして追われている訳じゃないんです!捜索願を出されてて……」
虐者(予想通りくさいなこりゃ……ガーディアンズにも既に手を回していたのか)
虐者「……そんな死にかけになってまで逃げたくなるほどのことなのか?」
ネオン「……」
虐者「……余計な質問だったようだな。すまん、忘れてくれ」
ネオン「……」
虐者「なんならここに身を置いたらどうだ。部屋も借りれるだろうし」
ネオン「出来ませんよ、そんな迷惑のかかること」
虐者「……なら申し訳ないが、これ以上力になれることはなさそうだ」
虐者(まあそう来るとは思ったけどな……しかしこのまま放っておいたらまず間違いなく野垂れ死にだ。どうしたもんか)
ネオン「いいんです……私こそごめんなさい。せっかく助けてもらったのに、何のお礼も……」
虐者「……!」

虐者「礼がしたいのか」
ネオン「え?あ、はい……けど私、何も……」
虐者「どうしてもしたい?何がなんでも?」
ネオン「え……出来ればそれは……けどどうするんですか?」
20140207002011.jpg
虐者「一つ思いついたのさ。簡単な話、俺の仕事を手伝ってもらいたい」
ネオン「あなたの仕事を? 何をしてらっしゃるんですか?」
虐者「リトルウイング。傭兵みたいなもんだ」
ネオン「よ、ようへい!?」
虐者「なんだその人名みたいなイントネーションは」
ネオン「む、無理ですよ!私戦闘経験だってないし……あの装備だって、逃げ出すときに近くにあったのを適当に持ってきただけで……とても……」
虐者「心配するな、そんなでかい仕事最近ありゃしない。それにちゃんと手伝えるようになるまでは俺が保護してやる。モンスターからも、ガーディアンズからもな」
ネオン「……えっ」
虐者「要するにお前は俺のお手伝いさんに就職するわけだこれは雇用契約だ。双方の同意の上ならば不当な契約ではないのだから例えガーディアンズだろうがこの契約を勝手に破棄することは許されない。雇用主である俺が許さない。個人間契約なら他人に迷惑かけることもあるまい、唯一お前がミスをして迷惑するのは俺くらいなもの」
ネオン「あっあの……でもガーディアンズ相手じゃ……」
虐者「そーのーかーわーり雑用も押し付けるからな!そしていずれは本格的な仕事も手伝ってもらうぞわかったか!」
ネオン「で、でもあなたも大変な」
虐者「わーかーっーたーらーへーんーじーをーしーろー!YesかNoか半分か!!」
ネオン「はいいい!」
虐者「いい返事だ!はいここにサインと拇印ね」

虐者「よーしよしこれでよし。これで今日からお前は俺のお手伝いさんだ、いわば家政婦。時給はそうだな、980ってとこでどうだ」
ネオン「……い、いいんですか本当に……?」
虐者「当たり前だろ雇用してるんだ。金払わなきゃ不当契約になるだろが」
ネオン「そうじゃないです、見ず知らずの私にこんな……」
虐者「俺はやりたいことをやってるだけだ俺がどう行動しようが俺の自由だ、一々しんみりテイストの余計なツッコミを入れてくんなこのマヌケー」
ネオン「……」
虐者「……」
ネオン「……」
虐者(げっ)
虐者「あっあだだだだ、じ、時給低すぎたな!じゃあ1100!1100でどうだ!っていうか希望の額まで上げる!上げてやるから!じゃなくて!マヌケ訂正!全然マヌケじゃないから!であっだあったくぁwせdrftgyふじこlpわかった!わかったから!!たた頼むから泣くな!泣くなー!」



虐者「ま、まあそう気負いすることもない。最初の内は取り敢えず仕事を覚えるところからだ……あと辞めたくなったらいつでも言ってくれていい。その後のことは知らんけどな!」
ネオン「――はい」
20140207001544.jpg
ネオン「そういえば、あなたの名前。まだ聞いてませんでしたね」
虐者「月刺虐者。月刺でも虐者でも、呼び方はどっちでも」
ネオン「わかりました……」

ネオン「月刺さん、この度は助けて頂いて本当に有難うございました」
虐者「んなもん気にするな。俺が好きでやったことだっつってんだろ、そう一々畏まられちゃかなわん」
ネオン「この御恩、この身に代えても必ず返させて頂きます……これからよろしくお願いします」
20140207002054.jpg
20140207002107.jpg
虐者(やっぱやりづらい。失敗だったかな、助けたの)





おまけ【NGシーン】


虐者「ま、まあそう気負いすることもない。最初の内は取り敢えず仕事を覚えるところからな……あ、あと辞めたくなったらいつでも言ってくれていいぞ。そのあとのことは知らんけどな!」
ネオン「――はい」
20140207001544.jpg
ネオン「そういえば、あなたの名前。まだ聞いてませんでした」
虐者「月刺虐者。月刺でも虐者でも、呼び方はどっちでも」
ネオン「わかりました……」
虐者「嘘」
ネオン「!?」
虐者「ほんとは、ホットペッパー。グルメサイトノ=ホットペッパーってのが、俺の名前や。なんか文句ある?なんか文句あるか?ゆーてみろや」
ネオン「ちょっと長すぎて覚えにくいよ!」
パシリ「ホッペ君よろしくな!………………いやホッペ君はないな」

リクルートから!
20140207002107_20140207031240902.jpg
二人が笑いをこらえてるようにも見える
初っ端から可愛い光景を見せつけてくれます
Talksメンバーに代わる新たな仲間、ネオンさんが加わってぎゃしゃーんの生活はどう変化していくのか……
次回に続く(?)
スポンサーサイト

COMMENT 6

K  2014, 02. 07 [Fri] 16:37

ふふふやってくれましたねバレンタインを前にしたこの時期に新キャラとは……!構図から練り直す必要がありそうです。ニヤニヤ

ほとんど顔が見えないのが気がかりですが、なんとか誤魔化しまーす(ぇ

Edit | Reply | 

Ak  2014, 02. 07 [Fri] 17:36

>>Kさん

こんばんは、コメ&閲覧有難うございます

実は元々ブログ用のキャラを作った方がいいかなあと思って、日常ブログ設立当時から密かに育ててたんですよね
ただ実際やってみたら地雷ヒュマ男でも人が集まってくれるジャン……ということでオフ専になってしまっていた子です

この度持久回避以外がめでたくカンストしたので、見た目を弄ってこういう形で参戦させてみました

構図ということはもしやしてまた描いて頂いてるのでしょうか……こりゃ眠れない日々が続きそうですね(´◉◞౪◟◉)

Edit | Reply | 

すずしろ  2014, 02. 07 [Fri] 18:18

シア「ガタッ」
すずしろ「うん、シアとは明らかに境遇違うからね」
シア「べ、別にキャラ被りとか思ってナイデスヨー」

ネオンさんの出番がいつか気になりますねぇ
シアが殴りこみかけるみたいですよ

Edit | Reply | 

詠歌  2014, 02. 07 [Fri] 19:10

あらあら、どうやら新しい人物が登場したようですね、このことは未来に影響するのかしら?
後に様子を見に来ますわ・・・レインとアストラルがね(笑)
レイン・アストラル『おいっ!』『えええ!?』

Edit | Reply | 

Ak  2014, 02. 07 [Fri] 20:35

>>すずしろさん

こんばんは。コメ&閲覧有難うございます
確かにシアさんと境遇は似てますね
家出系ストーリーというか……w

違うところと言えば……そうですね、ちょっとネタバレ気味になってしまいますが、実は虐者の予想はハズレなんです
彼女は家系ではなく全く別のある理由によって追われているんですね

ネオン編は長い間やろうやろうと思ってずっと倉庫でカビ生やしてたネタなので、また続きを書くつもりです

またその時に違いを楽しんでいただければ……部屋の出番もきっとあると思うので、その時はネオンさんをよろしくしてやってください

Edit | Reply | 

Ak  2014, 02. 07 [Fri] 20:37

>>詠歌さん

こんばんは。コメ&閲覧有難うございます
彼の未来に干渉するのでしょうか、その辺はまだはっきりしていません
しかしまあ別に仕事で書いてる訳でもなし、また気ままにキャラに歩かせて、なるようにならせてあげたいと思います

ではではー

Edit | Reply |