異形と異形

半分PSO2
以前、こちらの記事で少し書いたディアボイグリシス棒立ちバグがまだ残ってるか気になったので検証してみたところ……
残ってましたー!!!イエー!!!

ということで、前回のお話の続きを書いてみたいなーと思います!
でーは行ってみよう!



ルーノ「アンガ・ファンダージの討伐?」
クロス「今、壊世地域の調査が人手不足のせいで全く進んでないらしくてな……そこで、単独で調査できるだけの力を持ったヤツに来てほしいそうなんだ」
ミラ「あんな地域を単独で……?めちゃくちゃな話だな」
クロス「チーム内で調査許可が降りているのは俺とルーノとレイしかいないわけだが、俺とレイは別の任務が入っていてな……すまないが、頼まれてくれないか」
ルーノ「わかった」
ミラ「お、おい……」
ルーノ「何度か一人で降りたことはある。心配ない」
ミラ「……」



ルーノ「壊世ナベリウス……か。ここに降りるのも久しぶりだな」
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ルーノ(そういえば、以前会ったあの言葉を喋るディアボイグリシス……まだ生きているんだろうか)
ルーノ(単独でアンガ・ファンダージの討伐……余力が残るとは思えないが、アイツに会うなら絶好の機会とも言える)
ルーノ(少し探してみるか)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



ルーノ「……」
ルーノ(討伐記録は……アンガ・ファンダージが2体、プロジオーグルスが希少種含め2体、ディアボイグリシス……3体か)
ルーノ(……同じ異形同士)
ルーノ(俺が生きていれば、お前も生きていると思っている)
ルーノ(どこかに……いるはずだ)

ルーノ「……!」
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「グオオォッ!」
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ルーノ「4体目……」

ルーノ「……! おい、待て!わかるか―――」
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「……!」

ルーノ「……ッ!」
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ルーノ(コイツも、違うのか……)
「……お前は」

ルーノ「……!!」
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「……」
ルーノ「……」
「……ク、生きていたか。異形」
ルーノ「……ああ、そちらこそ」
「まさか再び会うことになろうとはな」
ルーノ「……少し話したいんだが、場所を変えてもらえないだろうか」
ルーノ「お前を探している間、潰しきれなかった敵がそろそろ追いついてくる頃なんだ」
「こちらがそれに応じる理由はない。それに以前も言ったはずだ」
ルーノ「……」
「いくら異形同士といえど、所詮はアークスと怪物。対立の図式は覆せんと」
ルーノ「……頼む」
「……」
ルーノ「……」
「……チッ。この異形が人並みの感情を持っていたことに感謝するのだな。乗れ」
ルーノ「……!助かる!」

「ここまでくれば問題なかろう」
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ルーノ「すまない。いきなり迷惑をかけてしまった」

「それにしてもお前、私を探していたと言っていたが」
ルーノ「ああ」
「まさか、私以外の個体にも同じように近づいて行って確認していたのか」
ルーノ「それしか方法はないからな」
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「呆れた奴だ。それだけの傷を負うのは当然ということか……行動も思考もまさしく異形そのものだ」
ルーノ「異形異形と呼ばないでくれ。俺にはルーノという名前がある」
「名前などこちらでは意味をなさないものでな」
ルーノ「だが、お前には人並みの感情があるんだろう、ディア」
「……なんだ、それは」
ルーノ「さっき自分で言ってただろう。人並みの感情があることに感謝しろと―――」
「そうではない。そのディアというのはなんだ」
ルーノ「一々個体名を呼ぶのも長くて煩わしいし、異形なんて呼び名も嫌だからな。ディアと呼ぶことにした」

ルーノ「別の名前の方がいいか?」
ディア「……勝手にしろ。元々我らには名前など意味をなさない。呼びにくいというのなら好きなように呼べ。私は私で同じように異形と呼ばせてもらうまでだ」
ルーノ「……」
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ディア「それで、話とはなんだ。こうしてゆっくりと話している時間は我々には本来ないはずだがな」
ルーノ「心配ない。他の壊世種はディアのおかげで撒けたようだし、こちらも通信回線は全部遮断した」
ディア「……味方からの援護を断ってまで話したいことか。余程のことらしいな」
ルーノ「いや、大したことじゃない。世間話がしたくてな」
ディア「……」

ディア「そんなことのために、身体を傷つけ、味方を欺き、敵の元へ来たというのか」
ルーノ「俺は見た目でどうこうする人間じゃない。お前のことは味方だと思ってる」
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ディア「ここまでくると異形というよりはただの馬鹿だな」
ルーノ「どうしてだ」
ディア「出会い頭にお前を攻撃したことをもう忘れたのか」
ルーノ「だが俺だとわかってからは話に応じてくれたじゃないか。それに助けてくれた」
ディア「あれは己のためにしたことだ。私にも人並みの感情がある。見知った顔を見殺しにするのは気分が悪い」
ルーノ「どんな理由であれ、助けてくれたことに変わりはない。こうして俺の他愛のない話にも、なんだかんだ言って付き合ってもらってるしな」
ディア「こんな話が楽しいのか?お前は私と同じ異形だが、同時にやはり人間というわけか……考えることがわからん」

ルーノ「……今、少し気になったんだが、逆にディアは普段どう過ごしているんだ?他の壊世種は話が通じるような連中には見えないんだが」
ディア「ああ、通じんな。だが、同胞を襲うことはない。良くも悪くも獣よ」
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ルーノ「じゃあ普段は同じように普通のモンスターのフリをしているということか」
ディア「そんなものではない。元々それが自然な姿なのだ」
ルーノ「今みたいな人間のような思考とかは止まるってことか?」
ディア「いや、そういうわけではない」
ルーノ「……やりづらくないのか?」
ディア「ないな」
ルーノ「……」
ディア「……」
ルーノ「よく、わからないな」
ディア「お前の考えが読めない私の気持ちが少しはわかったろう」
ルーノ「ああ」

ルーノ「……ふう」
ディア「どうした?」
ルーノ「いや、こうして間近で見るとでかいな……と思って」
ディア「相変わらず珍妙な奴だ。恐れというものはないのか。私と全く同じ姿形をした者に襲われているというのに」
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ルーノ「それはそれ、これはこれだ」
ディア「読めん奴だ」

ルーノ「ここから出る熱線になあ、よく吹き飛ばされるんだ」
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ディア「出してやろうか?」
ルーノ「……勘弁してくれ」
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ルーノ「それにしても、よく無事だったな」
ディア「お互い様だ」
ルーノ「ここに来る前は少し心配だったんだ。前に降りたときから少し時間が経っていたしな」
ディア「心配だと?」
ルーノ「ああ」
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ディア「そういった感情は持つだけ無駄だと、言ってから去ったつもりだがな」
ルーノ「だが、ディアにもそういう感情が少なからずあったとも言っただろう」
ルーノ「あれが嬉しかった」
ディア「そのような余計な情が生まれ始めたのならば、猶更この繋がりは早々に断つべきだ」
ディア「この歪んだ世界を救い導くのが、お前たちアークスの役目のはず」
ディア「私も、その導きに従い、いずれは消える運命なのだからな」
ルーノ「俺だってそうだ。いつかは死ぬ。その導きとやらの前に、ディアより先に消えるかもしれない」
ルーノ「だからこういった出会いや経験を、俺は無駄にしたくない」
ルーノ「ディアとの出会いも、その大切な出会いの内の一つだ」
ディア「……」
ルーノ「それにしても、意外だな」
ディア「何がだ」
ルーノ「ディアも繋がりがあると思っていてくれたんだな」
ディア「減らず口を……」

ルーノ「少しは楽しかったか?俺は楽しかったが」
ディア「時間の浪費だ」
ルーノ「それはすまなかったな……どうも、まだ会話は苦手で」
ディア「お前、時折人間ではないような物言いをするな」
ルーノ「……」
ディア「……自身の中の異形を、認めたということか」
ルーノ「まあ、色々あったんだ」
ディア「そうか」
ルーノ「またここで会えたら、話してもいいか?」
ディア「生きていればな」
ルーノ「ありがとう」
ディア「礼を言われる筋合いはない」

ディア「願わくば、二度と会わないことを祈ろう」
ルーノ「そこまで言うか?」
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ディア「その方がいい。私にとっても、お前にとってもな」
ディア「それでもどうしても会いに来るのであれば、次からは敵はしっかりと撒いてこい。背に何かを乗せるのは不快だ」
ルーノ「……悪かったよ」

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ルーノ(……)
ルーノ(次からは……か)
ルーノ「もう少し、身体を動かしてから帰るか」




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