君も同じだ!

創作のため、興味のない方ブラウザバーーーーック!!


ルーノ「ミラ」
ミラ「ん!?」
ルーノ「少しいいか」
ミラ(な、ななな、なんだ……!?ルーノから私に……話しかけてくるなんて……!!??)
ミラ「ど、どうした?」
ルーノ「明日、時間は空いていないか?」
ミラ「ああ……まあ、任務が終われば他に用事はないが……」
ルーノ「少し、来てもらいたい場所がある。もしよければ明日の夕方、一緒に来てもらえないだろうか」
ミラ「……!??!」



-翌日 16時-

ルーノ「……」
ミラ「はあっ……!はあっ……!」
ルーノ「……来てくれたか」
ミラ「す、すまない……仕事終わるのが遅くなってしまって……申し訳ない……」
ルーノ「まだ約束の時間前だ、謝る必要はない」
ミラ「いや……待たせてしまって……」
ルーノ「少し、休んでからの方がよさそうだな」
ミラ「大丈夫だ……大したことないさ」
ルーノ「これから行くところで先頭になる可能性もある。体力は十分回復してから行こう」
ミラ「……へ?戦闘……?」



-壊世ナベリウス-

ミラ「……」
ルーノ「行こう」
ミラ「……仕事終わりの修行にしては、ちょっとハード過ぎじゃあないか?」
ミラ「その、頼りないことをいうようで申し訳ないが、私はまだこの地域に降りたことはないんだ」
ルーノ「ミラの実力なら問題ない」
ミラ(……喜びよりプレッシャーの方がでかい……)
ルーノ「それに、早く出会えれば戦闘にならずに済む」
ミラ「なんだ、まさかこんな場所に知り合いがいるのか?」
ルーノ「ああ」
ルーノ「さて、少し中に入っていくか……」


ミラ「ぜはー……はーっ……!」
ルーノ「ディアーッ!ディアー!!」
ルーノ「まだ見つからないか……今日はいないのか?」
ミラ(し、信じられん……なんてタフなやつだ……これだけの連戦でまるで疲れた様子を見せないとは……)
ミラ(コイツといると、自分がいかに小さな世界で威張って生きてきたかをまざまざと思い知らされるな……それにしても)
ミラ「さっきからそのディアと呼んでいるが、何者なんだ?」
ルーノ「ああ、そうだ。それを事前に説明しておかないといけないな」
ルーノ「ディアは、さっきから何度か目にしているエネミー、ディアボイグリシスだ」
ミラ「……?」
ルーノ「俺たち人間と同じように、意思疎通ができる壊世種らしい。何度か会って、会話したことがある」
ミラ「……ちょっと待て、エネミーだと?」
ルーノ「ああ」
ミラ「ここまでに何度も私たちを襲ってきてるぞ?」
ルーノ「例外がいるんだ」
ミラ「そんなバカな……」
ルーノ「……」
ミラ「私なら信じると思って連れてきたのか……?」
ルーノ「……というよりも、そういう存在を一番受け入れてくれると思ったんだ」
ルーノ「俺を受け入れてくれたから」
ミラ「そ、それは別に……」
ミラ「……」
ルーノ「どうする?」
ミラ「……まあ、もう少し探してみよう。正直なところまだ半信半疑だし、そういう意味では少し興味がある。その意思疎通ができるエネミーとやらに」
ルーノ「ありがとう」




ミラ「……」
ルーノ「……いないな」
ミラ「どうする?私はお前が続ける限りは付き合うが」
ルーノ「……」
ルーノ「……あれは?」
ミラ「ディアボイグリシスだ、かなり高いところを飛んでいるようだな」
ルーノ「ディアーーーーッ!」
ミラ「……?」
ルーノ「……一瞬こっちを見た」
ミラ「気づいた風なのに襲い掛かってこない……?」
ルーノ「きっとディアだ、追ってみよう」



ミラ「……随分深い森に降りたようだな」
ルーノ「足場がかなり悪いな」
ミラ「こんな奥地に住んでいるのか?ディアとやらは」
ルーノ「いや、そこまでは知らない。アークスとエネミーという関係だから、深いところまでは話さないようにしている」
ミラ「なるほどな、流石にヒトと意思疎通できるだけあって賢明だ」
ルーノ「……あれは」
ルーノ「ディア!?」
ディア「……」
ルーノ「傷が……アークスに見つかったのか!」
ディア「やはり貴様か……異形……やかましい声が微かに空に響いていたぞ」
ルーノ「喋るな、傷を治す」
ディア「何を戯けたことを……貴様の言う通り、私はお前たちの同胞と遭遇し、そして殺めた」
ミラ「……」
ルーノ「……」
ディア「最早我らは敵同士、違うか」
ルーノ「違う」
ディア「……」
ルーノ「……ちっ、ダメだ……傷が深すぎる……俺程度のフォトンではどうにもできない……」
ミラ「……私に任せてくれ」
ルーノ「ミラ……」
ディア「なんだ、貴様……」
ミラ「動くな、気が乱れる」
ディア「……ぐ」


ディア「……」
ミラ「でかい傷はとりあえず全部ふさいだ。残りは、壊世種の治癒力なら半日もすれば回復するだろう」
ルーノ「ミラ……ありがとう」
ミラ「礼には及ばないよ」
ディア「貴様、異形の仲間か?」
ミラ「異形?」
ルーノ「俺のことだ。名前では呼んでくれない」
ディア「貴様らの敵である私を助けるとはな……類は友を呼ぶということか」
ルーノ「ミラに礼を言わないのか?」
ディア「助けろと頼んだ覚えはない。貴様らが勝手にやっただけのことを」
ミラ(……バタバタしてて気にする暇もなかったが、本当に話している……人間の言葉を)
ミラ(信じられないが、こんなことがあるんだな……)
ディア「貴様からも何か言ってやれ、この戯け者に」
ミラ「え、私から?」
ディア「この戯けは私が人と意思疎通できるという、ただそれだけの理由で事あるごとに我が生き方に難癖をつけてくる。元々我らは人と怪物、対立する存在同士であろうものを」
ディア「貴様はどうなのだ?何故貴様はここへ来た?私のような存在を排除するためではないのか?」
ミラ「……私は、このルーノがお前に会わせたいと言われたからついてきたんだ」
ミラ「私はアークスになって日が浅いから、ダーカーと戦う理由だとか、原生生物を駆除する必要性だとかはよくわかってない。だから、襲い掛かってこない相手をわざわざ痛めつけるような真似はしたくはないな……」
ディア「では今、私が貴様を襲うと言ったらどうする」
ミラ「襲う前にわざわざそんなことをすると宣言するなんて、傷つけようとする意思があるヤツのすることじゃないだろう」
ディア「……」
ミラ「最初から何かを悪と決めつけて戦うことは、正義じゃない……私は、真実を見て、自分でどうするべきか自分で考えてから行動するべきだと思う」
ミラ「かつての私はそうじゃなかったがな」
ディア「貴様が見た真実とはなんだ?ここへきて何を見た?」
ミラ「こういう例外もいるんだな、と新しく知った。ただそれだけさ」
ミラ「襲ってこないやつもいる、今度からは気をつけなきゃな」
ディア「……」
ルーノ「ディア、ミラは俺を受け入れてくれた数少ない人間だ」
ミラ(私以外にもいくらでもいるだろ)
ルーノ「同じ異形同士……そうディアも言っていたなら、ミラはきっとディアのことも受け入れてくれると思ったんだ」
ルーノ「俺だけと話してもつまらないかもしれないが、これで話し相手も増えるしな」
ディア「……貴様、まさかそれだけのためにこんな場所まで仲間を連れてきたというのか」
ルーノ「そうだ。まあ、目的を話してからもミラはついてきてくれたが」
ディア「……」
ルーノ「今日は身体をゆっくり休めてくれ。今度また、ミラも連れてここへ来ようと思う……大丈夫か、ミラ」
ミラ「まあ、誘ってくれればまた何時でも行くよ」
ディア「……」
ルーノ「じゃあ、俺たちは戻る。またな、ディア」
ミラ「それじゃあ」


ディア「……」
ディア「……ふ、異形共め」
ディア「二人も異形がいるのでは、呼び名に困る……次来たときには覚えようか、その名」
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