ミラの休日

ミラ(……)
ミラ「……んん」
ミラ「ん~……くぁ……」
ミラ(……そうだ、今日休み取ってたんだ)
ミラ「ふぅん……んん……」
ミラ「……」
ミラ「…………」
ミラ「……起きよ」

ミラ(二度寝するような時間でもないしな)
ミラ「……」 バシャバシャ
ミラ「……ぷふー」
ミラ(……お、ニキビ消えた)
ミラ(肌とか髪とか大分まともになった気がするな)
ミラ(昔の写真とかあれば比べてみるのも……アリ)


ミラ「もう皆出かけてるのか……」
ミラ(……そーれーなーらー、今日は)
ミラ(ちょっと遊ばせてもらおうかなあー)

ミラ「……麺、煮干し……シジミ」
ミラ「……シーフードヌードル! 作ろう!」
ミラ(だがちょっと物足りないな)
ミラ(せっかくの休日だし、ここは豪華海鮮ヌードルと行こう)
ミラ「ククク……奮発してやる。 まずはお金おろす!」


- してぃ -

ミラ(色々な意味で無我夢中でほとんど金使ってなかったせいか思ったよりたまってたな……)
ミラ(面白くなってきた)


- ふぃっしゅでぃーらー -

ミラ「よし買っていこう!」
ミラ(と思ったけどシーフードヌードルの具ってそもそもどんなもの使うんだろうな……)
ミラ「……」
ミラ(まあいいか、ノリで)
ミラ「まずエビとタコは必須だな。 あと貝!」
ミラ「他に何かあったか……魚はすり身にして入れるのはアリっちゃアリだが、ちょっと時間がなあ」
ミラ「せっかくの誰もいない時間だから食べるところまで一人でのんびりしたいし、魚はまた今度にしよ」
ミラ「……伊勢海老! たっか1尾7000円!?」
ミラ「高級エビの代名詞だがなあ……けど白刃さんが前伊勢海老よりも車海老の方が美味しいって言ってた気がするな……そっちはどんなだ?」
ミラ「……あんまり変わらないな。 すいません、車海老一つ」

ミラ「タコはー、冬近いし真蛸でいいか、すいませーん!」
ミラ「最低限は揃ったな、後はまあ入れたいものを適当に買っていこう」

ミラ「うわあシジミ美味しそう……って家にあったか」
ミラ「あ、蛤美味しそう……これは買い」
ミラ「うわーアワビだ……! アニマじゃ滅多に取れなかったんだよなあ」
ミラ「ウニ! あり! あり! 全然あり!」
ミラ「待って蟹あったな……! 蟹は完全に盲点だった。 すいませーん!!」
ミラ「あ、ダシ用の食材がないな……昆布と鰹節と……海鮮系は海老とかから取ろう」


ミラ(…………)
ミラ「気が付いたら4万円近い出費が……ううう……なんだよ、なんなんだよ4万円の朝飯って……あるかよ……4万円のシーフードヌードルなんてえ……」
ミラ「……ッいや! 最早そんなことはどうでもいい! 今こそ! 白刃さんに培った料理技術を使って、世界最高のシーフードヌードルを作り上げ、新世界の海の王となってやるぞおーッ!」
ミラ「……」
ミラ「……なんか昨日遅く寝たせいか頭壊れてるのかな」

ミラ「よし、やっていくか……まずは昆布と鰹節でベースの出汁を取ろう」
ミラ「でもなあ、ラーメン作りの知識とかが全くないからな……出汁の取り方がこれでいいのかとかが全く分からんな」
ミラ「まあノリでなんとかいけるでしょう」
ミラ「ベース出汁取ってる間に海鮮出汁の準備しまっしょい」
ミラ「シジミとハマグリは軽く水洗いしてそのままぶち込むとして、アワビは殻と肝は外しておくか……」
ミラ「……よし、塩もみー……ミー……ミー……me……」
ミラ「蟹の脚……」
ミラ「……」
ミラ「……アイテ…………」
ミラ「…………」
ミラ「……一人で料理、ヤバいな。 なんか無の世界に行きそうになる」

ミラ「OK! あとはこやつら海鮮組も鍋にぶち込むどっせい!」
ミラ「AND! 弱火で煮詰める!」
ミラ「トレーニングタイム! 時間は有効に使うよ!」


- あふゅーてんずおぶみにっつあふたー -


ミラ「ふー……さてどんな感じだ?」
ミラ「……うわっ、何このにおいは」
ミラ「ヤバいちょっと、私天才かもしれない……こんなん絶対うまいもん」
ミラ「……あんま自画自賛するとレイっぽくなるからやめよ」
ミラ「ちょっと味見!」
ミラ「……うまあ!? 旨味の暴力!」
ミラ「これは完成が楽しみだ……! さっさと具を切るぞ!」
ミラ「……車海老はこれ……あー、美味しそうだなあ。 このまま食べたい」
ミラ「アワビと真蛸も適当なサイズに……」
ミラ「ヤバいダメだ、早く食べた過ぎて段々作業が適当になってきてる」

ミラ「うわー……後半の雑さ」
ミラ「まあ気にしててもしょうがない。 麺を茹でよう」


- あふゅーてんずおぶみにっつあふたー PART2 -


ミラ「よーし茹で上がったァ! っしゃあ!」
ミラ「あーとーは、出汁と醤油でスープの味をととのえる……ここ一番大事だな、ミスれないぞ」
ミラ「……醤油はちょびっとだけ……っ~よし、味見」
ミラ「…………!!!」
ミラ「盛り付け!!」


ミラ「でーきたー!!!」
ミラ「すううううう……はああああああ……めっちゃくちゃ匂いが……いい!!」
ミラ「よくよく考えてみれば最近レイのせいで味覚嗅覚苛め抜いてきたからなおさらなんだろうなあ……」
ミラ「そーれじゃ……いただきますっ」
ミラ「まずはスープから……」
ミラ「……」
ミラ「…………うんまあ……」
ミラ(貝と海老の香りがスープを飲み込んだ後も鼻から突き抜けてくる……)
ミラ「すごいなあこれ……本当に海にいるみたいだ」
ミラ「ずぞぞ……」
ミラ「……ぞぞ」
ミラ「…………ああ~」
ミラ「幸せだ……」
ミラ「ふざけて新世界の~とか言ってたけどこれは本当に新世界……」
ミラ「……この海老がまた……! あー美味しい!」
ミラ「たまんないな……こりゃたまんないよ……」
ミラ「アワビも絶品だ……」
ミラ「ヤバい涙出てきた」
ミラ「最初は料理が出来るようになった自分に感動してたところもあったけど、今もうそんなのどうでもいいなあ……美味しい」
ミラ「……」
ミラ「……あーうまっ!!」
ミラ「もっと料理頑張ろー」


ミラ「……っぷはー、ごちそうさまでした」
ミラ「はあああ~……」
ミラ「……片付けよっと」




白刃「……あれ? 蟹の殻がゴミ箱に……」
白刃(最近蟹なんて買ったっけ……)
白刃「……」
ミラ「……?」
白刃「蟹食べました?」
ミラ「ああ……暇だったからちょっと」
白刃「いいなあー! これズワイガニじゃないですか! 高かったでしょう?」
ミラ「あー……まあ」
白刃「そのまま食べたんですか?」
ミラ「いや、ラーメンにした」
白刃「シーフードですか」
ミラ「ああ」
白刃「……ほんとだ、よく見たら貝の殻とか海老の殻とかが……私とだけじゃなく一人でも料理なんて、ミラさん頑張ってるじゃないですか! ちなみにいくらかかったんですか?」
ミラ「4万円」
白刃「……へ?」
ミラ「……」
白刃「……うぞ」
ミラ「まあなんとなく思い付きだったからな」
白刃「私も食べたかったなあー……あ、ルーノさんには食べさせてあげました?」
ミラ「え? いや……」
白刃「あーあ、もったいない。 ダメですよ、そういうところでアピールしていかないと」
ミラ「ぐ……」
ミラ(た、確かに少しもったいなかった気がしないでもない……でも休みが重なるとも限らないしなあ)
白刃「試しに明日のご飯はミラさんが作ってみます?」
ミラ「え、い、いいよ。 まだ他人に振舞える自信なんてないし」
白刃「……ふーん、まあ私は別に構いませんけど」
ミラ「何よりバレたときにレイがうるさそうだしな……」
白刃「あーそれは確かに」
ミラ「だろ?」
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