クリスマス? プレゼント? ほぉ

クロス「全く年末は忙しいってのに……」
レイ「ふふふふーのふーん」
クロス「呑気なもんだ……」
レイ「人生とは、快楽と堕落の組み合わせ」
クロス「ナマケモノか!」

レイ「年末ってさー、色々イベントあって楽しいよなあ! クリスマスで美味しいケーキ食べて―、お正月はのんびりこたつで蕎麦食って過ごしてー」
クロス「それは準備しない側の感想だな。 お前の大掃除は自分の部屋やっておしまいだからな」
レイ「当たり前じゃん!」
クロス「子供の言い分だな。 年末の大掃除は皆で協力してやるもんだ。 居間や台所は誰かのもんじゃなく全員共通で使う場所なんだから、全員で協力して掃除するのが当たり前だ」
クロス「特に居間が汚いのは8割お前が原因なんだからな。 わかってんのかテメー
レイ「アタシだって色々忙しいんだよ……クリスマスは飾り付け担当だし、正月はお年玉担当だし……」
クロス「いつ決まったんだそんなもん。 大体お年玉担当ってなんだ、お前はもらうだけだろうが」
レイ「もらうのに忙しい」
クロス「お前今年の正月は一銭たりとも当たると思うなよ」
レイ「ひいん……」

レイ「でもアタシもさあ、今年はルーノにあげたいわけ。 やっぱ先輩じゃん?」
クロス「ほう、いい心がけだな。 ちなみに扱いとしてはミラも後輩にあたるわけだが」
レイ「ミラはいらないって言ってたよ」
クロス「息を吐くように嘘をつくな」
レイ「アイツはもうお年玉って歳じゃないっしょ……」
クロス「今年ももらう気満々のお前が言っても説得力がな……」
レイ「いィー……」
白刃「クロスさんは毎年レイさんにあげてたってことですか?」
クロス「くれくれってやかましいんだこれが」
白刃「へえー」
レイ「うるせーなあ……てめーらだってそういう時期あったんだろ?」
クロス「俺はないな」
レイ「嘘だあ!」
白刃「私もないですね」
レイ「嘘だあ……嘘だあ……お年玉とかクリスマスプレゼントとかさ……もう子供にとっちゃ一大イベントじゃん! お前ら子供だった時期がないってわけ? 生まれたときからアダルト?」
クロス「俺はまあ……元々そういうキャラじゃなかってとこだ」
レイ「……」
レイ「白刃は?」
白刃「私はどちらかというと準備で忙しい側でしたから」
レイ「あー、Talksだっけ……前のチーム。 確かにその時期はそうだろうけどもっと前とかさ」
白刃「私は孤児だったので、そういうのをもらえるような人はいなかったんですよ」
レイ「あ……あ、そうなの……」
クロス「アホ……」
白刃「でも、こういうお祝い事は準備するのも楽しいですよ?」
レイ「あー、ツリーの飾り付けとかは楽しいよね。 料理とかはアタシの専門外だからアレだけど」
白刃「そんなこと言ってる内は、ルーノさんからは見向きされないでしょうね」
レイ「さーてそれはどうかなー?」
クロス(その底知れぬ自信はどこから湧き上がってくるんだか)

レイ「それはともかくとして、ルーノのクリスマスプレゼント考えなきゃ。 何がいいかなあ」
レイ「アイツ好きなものって食い物くらいしかわかんないわけだけど……」
クロス「当日白刃がたくさん美味いもの作るだろうからな」
白刃「ふふふ、アドバンテージは私にアリですよ」
レイ「ま、その分はプレゼントで逆転するわけだけどな」
白刃「言っておきますけど、私はもうプレゼント用意してありますからね」
レイ「ねえおかしいって絶対!!! なんでなんでなんでなんで!!!」
クロス「俺に当たるな!!!」
レイ「あああはあああ……もうやだよぉ……もうなんかもう……コイツに勝てねえよぉ……」
クロス「諦め早いな……」
レイ「どうせさあ、プレゼントってその辺で買ったもんとかじゃないんでしょ……なんか手のかけたものとかさあ」
白刃「さあ、どうでしょうねー?」
レイ「ほらねー!!! もう!!!」
クロス「知るか!!!!!」

クロス「お前も何か手作りとかすればいいだろうが」
レイ「それが出来ねえから悩んでるんだろ……」
白刃「努力しようっていう選択肢はないんですかね」
レイ「今から間に合うか? アタシはハイリスクハイリターンよりもローリスクハイリターンを目指す女なんだよ」
クロス「いやその二つなら誰もが後者を目指すだろうよ」
レイ「ちなみに白刃は何作ったの」
白刃「それは秘密です。 全員分あるので」
レイ「あ、なーんだ皆にプレゼントか」
クロス「すごいな……」
レイ「アタシなら絶対やんないね……クロスからお返しなんてぜーーーったい来ないし」
クロス「お前から何かもらった記憶がそもそもないがな。 あるとすれば日ごろの嫌がらせくらいなものだ」
レイ「えー、最低! 初めて出会った年にあげたもの忘れたのかよ!!」
白刃「何あげたんですか?」
クロス「忘れるわけがないだろうが。 このサングラスだろ」
白刃「へー! そうだったんですか! 今でも大切にかけてるんですねー」
クロス「勘違いしているようだから言っておくけどな、コイツが悪ふざけで元々かけてた俺のサングラスを壊したから、コイツが同じ型のを探して買い直しただけだぞ。 プレゼントじゃなくて数か月越しのただの弁償だ」
レイ「あ、そ、そこまで覚えてた……? てへ」
白刃「……最低」




レイ「っていうかヤバい! クリスマスツリーの設置は終わったけど結局プレゼント決まってない……早くクリスマスプレゼント考えないと!」
レイ「ちょっくら街に行ってなんか探してみるか……ルーノが喜びそうなもの……なんだろ……」
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